「NINE」見てきた。


さすが水曜レディースデイ。題材も題材なので来てるの女子ばっかり。
う〜ん。歌もの、ダンスものは大好きなんですが…。これはそんなにノレなかった。。みんな個人技はすごいし、そこは見応えあるんだけど…それぞれがブツ切れで。別々に撮ったビデオ・クリップをなんとかつなげました的な。。浮かんでは消える“幻想”なんだから“つながり”を求めること自体ナンセンスなのか。
それにしても「シカゴ」や「ドリームガールズ」みたいな才能と個性がぶつかり合って火花散るくらいの「競演」が見たかったな〜。全員揃ってるのって最初と最後だけ。女優陣どうしの絡みがほとんどないんだもん。そこが見たかったのに。
一見の価値ありだったのは、ペネロペ・クルス。奔放で恋多き女で単なる美人、ってだけじゃない奥に秘めた情熱がある人だとは思ってたけど(ペドロ・アルモドバル監督作いくつか)、こんなに弾けられる人でもあったんだー!と驚き。歌えるし踊れるしピンで場をはれます。大画面ド迫力。釘付け。
そして、マリオン・コティヤール。視線だけで、気持ちワカル。ワカッタ!違う顔見せたパフォーマンスも凄かった。こんなにやれる女優さん、知らなかった。ノーマークでしたよ。帰ってググったら、「そして僕は恋をする」に出てたんだー?10年以上前、学生の頃に見て、良かったって思った記憶があるけど…(良かったと思っても内容忘れてしまうのね。。年ってこわい。)久しぶりに見直してみよー。
あとは、ダニエル・デイ=ルイスは巧かったし、007の “M” が歌ってるー!と思うとなんか楽しいジュディ・デンチも良かったです。まあ、つまり、ストーリーは求めず、個人技PVとして楽しむにはよい映画、だったのかな。

オール・アバウト・マイ・マザー [DVD]

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追記:「トーク・トゥ・ハー」..ペネロペさん出てたと思ったら違った!きゃ〜。。すみません。(これはこれで好きな作品なんですが)「オール・アバウト・マイ・マザー」に....サシカエ。。