今週見た映画

録画してあった『ポルターガイスト』を見る。CGのない時代の特撮、(特撮って言葉が既に懐かしい)工夫が凝らしてあって映像に厚みがある。『レッドクリフ』の帆船の大軍など、素人目にもコピペで増やした風に見えちゃって、話は嫌いじゃなかったのにCGでシラケるような今のお安いのに比べると、昔の方が異世界へ連れてってくれたなぁ、と思う。CGでも手を抜いてない『ロード・オブ・ザ・リング』とかは、クリエイターたちの職人技と努力にうなるけど。
もうひとつ。劇場で見た、『イントゥ・ザ・ワイルド』。荒くれ者なイメージが強いショーン・ペンが監督、っていうのがどうも想像できない。作家性がでしゃばらず、主人公、旅先で出会う人たち、にいい距離感で寄り添って撮られてて、ショーン・ペンって監督としてかなり巧いんだぁーと思った。今までの監督作ではそこまで自分に響いてこなかったけど、これは良かった。人間と物質文明と大自然。賛否も含め考えさせられることしきり。スクリーンで見て良かった。